【読書】読書の技法

目次

こんな人におすすめ

  • 歴史書や哲学などの本の読み方を知りたい人
  • 本はそこそこ読んできて、読書のスピードをあげたい人
  • 読書しても、自分の知識に身についていないと感じる人

1ヶ月に300冊、多い時で500冊もの本を読むという著者の佐藤さん。
仕事も多忙なのにそれだけの量の本を
どう読んでいるのかを知れる一冊です。
特に、ある程度本を読む習慣がある人で
もう少し読書スピードをあげたいと思っている方におすすめします。

それではここから、3つピックアップと気づきを書いていきます。

「読書の技法」 から学べること

読書はいうまでもなく大切だが、限りある時間の中で
どのように本を読んでいくのかを教えてくれる。
そのために身につけるべき技術が多読と速読であり、
読書術を教えてくれだけでなく、時間は有限であることも
同時に教えてくれる一冊

ピックアップ

  • 本をどう読むかも大切だが、何を読まないかも必要不可欠
  • 本を読んだ後に、振り返る事の大切さ
  • 読書中に、リアクションしてみる

本をどう読むかも大切だが、何を読まないかも必要不可欠

標準的なビジネスパーソンの場合、新規語学の勉強に取り組む必要がなく、「ものすごく時間がかかる本」がないという条件下で、熟読できる本の数は新書を含め1カ月に6~ 10 冊程度だろう。
つまり、最大月 10 冊を読んだとしても1年間で120冊、 30 年間で3600冊にすぎない。
3600冊というと大きな数のように見えるが、中学校の図書室でもそれくらいの数の蔵書がある。
人間が一生の間に読むことができる本の数はたいしてないのである。この熟読する本をいかに絞り込むかということが読書術の要諦なのである。

読書の技法 第2章より 著:佐藤 優

時間には限りがあると、考えさせられた。
ビジネスマンが、年間120冊というのもなかなかすごいと思うが
30年間それを続けたとしても中学校の蔵書数に及ばないと言われると
なんだか少なく感じてしまった。
今までは、読んだ本を活かして身に付けていくかという
本の読み方をしていたが、時間には限りがあるので
それだけでは時間が足りなくなってしまう。
一生には限りがあるので、どう読むか以外にも
何を読むのかという事にも意識を向けて読書していきたい。

本を読んだ後に、振り返る事の大切さ

本を読み終えてしばらく経つと、何が書いてあったかということの記憶が薄れてしまう。
いかによい内容の本を読んでも、その内容が記憶に定着せず、必要なときに引き出せなければ意味がない。
いざというときに役立たない知識など、いくら詰め込んでも無駄だ。
この点を改善するには、読書後 30 分かけて補強作業をするとよい。

読書の技法 第4章より 著:佐藤 優

知識が定着していなければ、どれだけ読書をしたとしても意味がない。
自分は、100冊程ビジネス書を読んだけど
ほとんど知識に定着できる、人に本の内容を聞かれた時に
答えられなかったという苦い経験がある。
なぜだったかと、今振り返って思えば原因は2つだと思う。

1つ目は、「目的意識」。
ビジネス書を読むのであれば、読む前に何に自分が悩んでいて解決したいのか。そのために、どんなことを知りたいのか・この本から何を得たいのかという「目的」を明確にしないといけない。
それをやらないと、時間がすごくかかるし結局読んで満足してしまうだけになってしまうから。

そしてもう1つは、「読んだ後」。
読書して本から得た知識を、記憶に定着させるためには
読書後の「振り返り」が大切です。
これが出来るようになってから、自分は読書が身についてきたなと感じます。

特に、読書の初心者は本をどう読んでいくかよりも
「読む前」と「読んだ後」に時間をかけるという事を徹底した方が
良いと思います。

読書中に、リアクションしてみる

最初は、「筆者の意見に賛成、反対」「この考えには違和感がある」「理解できる、理解できない」など自分の「判断」を示すもので十分である。
「わからない」「そのとおり」「おかしい」の一言でもいい。何らかの「判断」を下すことが重要だ。
次のステップとしては、自分の「判断」に加えて、「意見」も書き込むようにする。
「私はこうは思わない」「この部分は、あの本のパクリだ」「同じデータに関して、あの専門家は別の評価をしている」など
自分の「意見」も書き込めるようになれば、十分理解して自分で運用できる水準になっている。

読書の技法 第4章より 著:佐藤 優

読書している時に面白いと感じた箇所や自分のために使えそうな箇所には、
線を引いたり可能であればメモする癖をつける事をおすすめします。

これをすることで、読書が受け身ではなくなり
記憶に定着しやすくなります。

またメモ下記に関しては、思いついたことを
さらっと書くだけで良いです。
是非、まだやったことない人は1度試してみましょう。

まとめ

  • 本をどう読むかも大切だが、何を読まないかも必要不可欠
  • 本を読んだ後に、振り返る事の大切さ
  • 読書中に、リアクションしてみる

「読書の技法」を読んで、気になった点をピックアップしてみました。
この中から、一つでも自分と同じように良いなと思ってくれた箇所があれば
どんどんパクってみてください。
パクって行動して、一緒に現実を変えていきましょう!それではまた!

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