こんな人におすすめ
- ビジネス書で何を読むべきか、本選びに悩んでいる
- ビジネス書に特化した読書方法を学びたい
- 読書中に気づいたことを、活用する方法に悩んでいる
「一流の人は、本のどこに線を引いているのか」では、
ビジネス書を20000冊以上読破・amazon.co.jpの立ち上げの際に
2年間で書評を1000記事書いてきた、まさにビジネス書の読み方のプロが
どのように本を選び、気づきをみつけ行動までつなげるのか
ビジネス書に限定した読書術を教えてくれます。
自分はビジネス書を多く読むので非常に参考に
なる部分が多かったです。
時折、ビジネス書を読む上で大切な考え方について
厳しい口調で書かれている所も多くあり
自分の読書方法もまだまだ甘いなと感じさせてくれる
そんな一冊でした。
「一流の人は、本のどこに線を引いているのか」 から学べること
最近は読書術というジャンルの本は数多く出版されているが、
その中でもビジネス書に特化した読書術の内容がまとめられている。
文章が力強く言い切っている箇所が多く、
具体的なビジネス書の読み方や選書方法を
今まで20000冊以上のビジネス書を読んできた著者から
学ぶことが出来る一冊。
ピックアップ
- ビジネス書で大切なことは、「目的」を明確にする事
- 書評を書くための読書は無意味
- 感想が言えないなら、本の読み方を見直そう
ビジネス書で大切なことは、「目的」を明確にする事
一方でビジネス書はエンターテインメント的に楽しむものではない。
その読書には「目的」が大切だ。
どんな本を読み、どんな内容を感じとって、どこに線を引くのか。
それは結局、目的意識にたどり着く。
何かをやりたいという意欲があるからこそ学べるのであって、ただなんとなく読んでも何も得られないだろう。一流の人は、本のどこに線を引いているのか 序文より著:土井 英司
ビジネス書を2万冊読んできた、著者の土井さんも
読書は「目的」が大切だと述べています。
今まで、自分が読んできた読書術の本にも
読書は「目的」が大切だと述べていた本が多数あったので
間違いないんだ思うし、自分も今まで読書してきた経験から
考えても共感できます。
読書し始めて最初の頃は、自分が何を得たいのか「目的」を持たずに
読んでいて、ただそうなんだ!面白い!で
終わってしまっていました。
悲しいことに、この時期に読んでいた本の内容は、
ほとんど覚えていません。。。
だから、皆さんには自分と同じような読書をして
時間を無駄にしてして欲しくないので、読書は読む前に何を得るか
つまり「目的」を考えて
読み始めることがすごく大切だということだけは、是非覚えておいてほしいです。
書評を書くための読書は無意味
もしもあなたが、本の感想を聞かれて、「おもしろかった」「つまらなかった」などと答えているとしたら注意が必要だ。
そこから何を感じたか、自分の世界をどのように広げられそうか、を答えたい。
それが答えられないのだとしたら、あなたの目的意識が薄いか、その本に価値がないか、いずれかだろう。一流の人は、本のどこに線を引いているのか第1章 著:土井 英司
みなさんも、こんな経験ないですか?どきっとしたそこのあなた!
大丈夫です。自分も全く同じ悩みを抱えていました。
ある時、いつもの行きつけの美容院で髪を切っていて
担当の人とは、良くビジネス書の事を話し合ったりするのですが
毎回ふわっとした内容で、だれでも言える感想しかいえずに
悔しい思いをしたことがあります。
土井さんいわく、もし本の感想を聞かれて、ありきたりな事しか言えないなら、
あなたの読書方法が悪いかもしくはそもそも本の内容が悪いかの2つらしいです。
ただ、自分が思うのはほとんどの場合は前者つまり
自分の読書方法に問題があると考えるべきかと思います。
そもそも、面白くなさそうであれば読まなきゃいいので
読んだのであれば最低限1つ自分にとって使えそうな事を
ピックアップする事だけで、ありきたりのオリジナル感想は言えると思います。
だからまずは、自分の読書方法を見直してみましょう。
感想が言えないなら、本の読み方を見直そう
本を読むと、かならず「書評」を書きたがる人がいる。
(中略)
読書は、「書評」を書くためにするものではない。
自分が主であり、本は従だ。その本から必要な部分を取りだし、自分のなかに練り込んでいく作業こそが、読み手がやるべきことだろう。
私の書評は、その本から自分自身が何を取り込んだかを説明している。
本の内容よりも、自分自身の変化を述べることにしている。
現在の自分に不足している部分が見えているからこそ、それを補うために読書をするのだ。一流の人は、本のどこに線を引いているのか第1章 著:土井 英司
「書評」のような記事を書いている自分にとっては
ドキッとした部分です。
最初は書評を否定しているかと思ったのですが、
読み進めてみるとそうではありませんでした。
読書をする目的が「書評」を書くためになってしまう事を否定していました。
どういうことかというと、読書は自分のためにするものであり
特にビジネス書であれば、自分の成長を促すための「自己を成長させる」事が読書の目的ですよね?
それが書評を書くことを目的としてしまうと、本来の「自己成長」の目的と異なってしまい
何のための読書になってしまうという事が書かれていました。
このように読書を自分のために読んでいたのに、
いつの間に書評を書くという「過程」が「目的」にすり替わってしまうのは、
起こりがちなので今後自分も気をつけたいと思いました。
まとめ
- ビジネス書で大切なことは、「目的」を明確にする事
- 書評を書くための読書は無意味
- 感想が言えないなら、本の読み方を見直そう
「一流の人は、本のどこに線を引いているのか」を読んで、気になった点をピックアップしてみました。
この中から、一つでも自分と同じように良いなと思ってくれた箇所があれば
どんどんパクってみてください。
パクって行動して、一緒に現実を変えていきましょう!それではまた!
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